
中略
現在のAppleは、iPhoneの売上が65~70%を占めている。iPhoneユーザーがアプリを購買するApp Store、iPhoneと組み合わせてより高度な作業に取り組めるMacやiPad、そしてiPhoneとペアリングしてエクササイズやヘルスケア機能を追加するApple Watchという位置づけで、主要製品はiPhoneユーザーのために作られている。
MacユーザーとしてAppleを持ち上げるつもりは一切ない上で、冷静に考えると、Macについての「プロユーザー軽視ではないか」という批判も、さほど違和感がない。iPhoneユーザーの全てがプロユーザーではないじゃないかといわれれば、確かにその通りだ、と同意せざるを得ない。
しかし、それでも、Appleはこれまで守ってきたMacについて、きちんと取り組む姿勢を改めて示している。実際、2016年10月に投入した新型MacBook Proによって、販売台数、そして平均販売単価の向上が直近の決算の数字として表れている。
MacBook Air 11インチモデルの販売終了と、MacBook Air 13インチモデルのアップデートの停止は、MacBookシリーズをRetinaディスプレイを搭載するモデルへと世代交代させると同時に、1,000ドル以下の選択肢を絞ることで、プレミアムモデルとしての性格を強める結果となった。
Macも、PC市場の中で、iPhoneのような存在、つまり勢力としてはさほどでもないが、代わりがいない、付加価値の高い製品というポジションをしっかりと固めようとしているように思える。
AppleのMacに対する取り組みの重ねての強化は、「前述のiPhoneのような存在を目指すMac」という戦略が一筋縄ではいかないとの見通しを反映するものとも言える。Bloombergなどからは、AppleはWWDC 2017で、ソフトウェアが主役の開発者会議にもかかわらず、新型のMacBookシリーズ3機種をリリースするとの報道が出始めている。
また、Appleがこれまで行ってこなかった、将来の製品の見通しについても、Macは例外となった。米国のメディアを集めたブリーフィングの中で、iMacの2017年のアップデートと、Mac Proの2018年の再設計について触れ、新製品を待つプロユーザーをつなぎ止めようとした。
これらは、Appleが、iPhoneのようなPC市場の覇権を握っていないのを示すには十分だ。Appleの代わりにその市場のトップに立っているのは、Microsoftだ。
MicrosoftはWindowsをデスクトップからモバイルデバイスまで統一した開発環境に置いた。お世辞にも上手くいっているとは言えないWindows Phoneは措くとして、タブレット市場に対して与えた衝撃は大きい。
そのタブレット市場を支配していたのはAppleであるが、iPadの3年にも亘る長期的な低迷がそれを物語っている。SamsungなどのAndroidタブレットを作ってきた企業も、Windowsプラットホームへの流出が続き、タブレットの出荷台数を減少させる傾向が加速している。
Microsoftは2017年5月に入って、999ドルからのノートPC「Surface Laptop」を、そして、799ドルの新型「Surface Pro」を相次いでリリースした。
いずれも性能から考えれば通常のWindowsノートPCよりも割高な価格設定となっているが、AppleがMacBook Airをラインアップから外して高付加価値化した流れを見れば、これに対抗しうる領域に、しかも価格と性能の競争力がある状態で勝負を仕掛けようという目論見が感じとれる。
タブレットとPCを混ぜないと宣言しているAppleにとっては、より積極的にその境界を曖昧化する戦略を採ったMicrosoftと、そのトレンドをフォローする企業によって、劣勢に転じるという展開となっているというのが、今の状況だ。
そうしたMicrosoft主導のPCのトレンドに対抗する術もまた、MacとiPadを別々のデバイスとして連携させて活用するスタイルの提案ということになりそうだ。
Appleは既に自社のMac向けプロアプリであるLogic Proで、iPadやiPhoneをコントローラーとして利用する方法を実現している。Touch Barよりも広い画面で、サウンド編集に用いるコントロールをタッチ操作で行えるようにしていて、マルチトラック編集の効率性を大きく高めてくれている。
iPad Proはそれ単体でも処理性能の高さやApple Pencilの活用など、十分に魅力的なタブレットに仕上がっている。しかしタブレット市場自体の魅力の低下を跳ね返すほどではない、というのが冷静な分析だ。
以下ソース
http://news.mynavi.jp/articles/2017/06/01/matsumura_apple/003.html
>>AppleがMacBook Airをラインアップから外して高付加価値化した流れを見れば、
>>これに対抗しうる領域に、しかも価格と性能の競争力がある状態で勝負を仕掛けようという
>>目論見が感じとれる。
馬鹿だろ、この記者?
今のCEOは、単なる合理化大好き経営者でしかないよ
AMDと組んでみな
「取り戻せるか」というのは一度でも覇権を握った事がある場合に使う言葉だと思うんだけど…
これまでAppleがPC市場で覇権を握ったことあったっけ?
>>9
まずここからだよな
OSなんてほんとになんでもいい時代
クロームOSだってかまわない人もたっくさんいる
これだけは言えるけど
Officeは糞すぎる
なんだあの使い勝手の悪さは?
よくみんな我慢してるな
AppleにOfficeを作って欲しい
どれだけweb製作の人間も、ユーザーも苦しんでも
あのクソブラウザIEの改善をしない時点で終わってる。
企業の垣根を超えて世界標準を作ろうとしてもMSは改善しない。
クソ企業。
>>35
だからEdgeを出したんだろ。
ていうかそもそもAppleって自社OSをデファクトスタンダードにする気がない
あくまでもニッチユーザー層を対象にして商売してる
自社OS乗っけた端末メーカーだからな
企業向けのクラウドコンピューティングで完全に出遅れている。
もうこれ以上伸びることはないと思う。
クリエイティブな分野では、DTMソフトのプラットフォームとして、
デファクトスタンダードの地位を確保しているのが、せめてもの救い。
音楽の分野は、Macの独壇場。
しかし画像の分野では、Surfaceファミリーの出来が素晴らしいので、
今後、移行するクリエーターが続発すると思われる。
写真のレタッチひとつとっても、画面上で直接ペン入力できるメリット
は大きい。